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2004年 08月 23日 ( 1 )


2004年 08月 23日

今日の収穫

今日も神保町の三省堂へ。

呑み屋で読む本を物色。

「珍品堂主人」(井伏鱒二)も欲しい、「王妃の館」(浅田次郎)も買うべき、そしてもちろん「ダ・ヴィンチ・コード」(ダン・ブラウン)にも食指が伸びます。

しかし残念ながら、私の財布は無尽蔵に金が湧いてくる訳ではないんですよ。

熟考の末、「仕立屋銀次」(本田一郎・中公文庫2004年初版)と「ジャガーになった男」(佐藤賢一・集英社文庫1997年初版)を購入。前記3作は、そのうちブックオフに出回りそうだし。

後者については、まだ佐藤賢一のデビュー作を読んでなかったため。

んで、帰りの電車の中&呑み屋で「仕立屋銀次」読了。
これは「天切り松」(浅田次郎)を楽しく読める人や、江戸東京文化に興味のある人は購入して損はナシです。

明治末期に活躍した掏摸軍団の大親分、仕立屋銀次の実録で、芝居にもなっているようですが、当時の風俗に加えて言葉遣いや美意識も学べる逸品です。

巻末に「隠語いろいろ」がありますが、現代にも通じるものが多いのは面白いです。
「ガサ」、「しけてる」、「ずべ公」、「ぱくり」などなど。
「ちんぴら」は名古屋方面からの言葉らしいです。

昭和5年に原文が刊行とのことですが、すごく読みやすいです。
リライトしたんでしょうか?
でも著者の遺族を巻末で探しているので、本文ママなのでしょうか?

本文170pで1150円(税込)と言うのはいささか高いが、それだけの価値はあると思います。

しかし購入後、駅の売店で「Number買うつもりだったんだ」と思い出した時の痛恨さと言ったら。
ま、良い買い物でしたが。
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by ShinchoNO1 | 2004-08-23 21:44 | 書評