2004年 06月 14日
んで「松翁」を出て、帰社途中の古本屋へ。 「すみだ川を渡った花嫁」(松本哉著・河出書房新社・1995年初版)を購入。 まだ途中ですが、良いですよ。 基本的には隅田川を軸とした、作家評論・エッセイです。 筆者自身のイラストが他地域の読者にもわかりやすいと思います。 川と言うのは不思議なもので、多くの人の原風景になってます。 特に隅田川なんて最たるものの一つで、いろんな作家が書いてます。 どういうわけか、人の気を惹く何かがあるんでしょうね。 もちろん川にまつわる歴史、人々の生活が第一にあるんでしょうが。 (落語のマクラ風) いやいやこの本、大正時代の寵児、島田清次郎にも触れてますし、 (私も「栄光なき天才たち」でしか知りませんが) 墨堤の生んだ俳人、富田木歩にも言及してます。 盛り沢山の作品です。 もちろん荷風、乱歩にも触れてます。 そこまで読んでませんが。 地域のことを読むというのも、本探しの一つの楽しみですよね。
by ShinchoNO1
| 2004-06-14 23:09
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