カテゴリ:書評( 107 )


2005年 12月 18日

ミステリー2 連発

「名探偵の掟」(東野圭吾著・講談社文庫2005年初版)、「超・殺人事件 推理作家の苦悩」(東野圭吾著・新潮文庫平成十六年初版)読了。

どちらも推理小説のパロディです。

前者は名探偵と迷警部が、類型化された推理小説謎解きに嘆きつつも、挑まされる短編集です。なかでも私は「アンフェアの見本」を楽しく読みました。

後者は推理小説をとりまく状況をパロディ化し、様々な殺人事件を描いています。この中では個人的には「超犯人当て小説殺人事件」が白眉。

どちらも面白いのですが、さすがに連発は疲れます。
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by ShinchoNO1 | 2005-12-18 20:36 | 書評
2005年 12月 17日

久々の新刊

「カポネ」(佐藤賢一著・角川書店平成17年初版)読了。

久々の佐藤賢一、しかも著者初めての現代アメリカを背景にした評伝。
といっても、「現代」というのはあくまで歴史上の時代区分で、実感としては近代ですが。

何と言っても、構成が抜群に良いです。
第1部の流れだけだと少し物足りないところでしたが、第2部~エピローグで佐藤賢一らしさが出ています。

とはいえ、やはり著者専門の中世ヨーロッパを題材にした小説を読みたいですねぇ。
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by ShinchoNO1 | 2005-12-17 22:28 | 書評
2005年 12月 11日

小説のビジュアライズ

echoさんおすすめの「秘密」(東野圭吾著・文春文庫2001年初版)読了。
いやいや、噂にたがわぬ面白さです。

いくつかご都合主義と思える箇所はありますが、非常に完成度が高く、万人向けの小説です。
したがって未読の方にはオススメ。

でもどっちかっていうと、同時期に読んだ「深川黄表紙掛取り帖」(山本一力著・講談社文庫2005年初版)の方が、私の好みです。

ケレン味たっぷりで、劇場効果の高い描写がみどころ。
映像化してこその魅力もあります。
キャラクターにも特長があるので、シリーズ化を期待します。したら映像化するかもしれないし。
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by ShinchoNO1 | 2005-12-11 21:30 | 書評
2005年 11月 25日

衝動買い

そうそう、一昨日の休みに散歩がてら近所のブックオフに行きました。
文庫などの書籍は、あんまり魅力のある商品はなかったのですが、マンガコーナーに
「ごくせん」を発見。

先日TVで観た「ごくせん2総集編」が面白かったんで(本編は観てない)、パラパラと立ち読み。
いやー、面白いじゃないですか。引き込まれました。
早速その場に並んでいた1~4巻を購入。

家に帰って読んでいるうちに続刊が読みたくなり、新刊書店に直行。
続きの5~12巻を一気に買ってしまいました。その後昨晩までに二回読んでしまいました。

今更ですがハマってます。
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by ShinchoNO1 | 2005-11-25 07:44 | 書評
2005年 11月 19日

藝人という生き方

「突飛な芸人伝」(吉川潮著・新潮文庫平成13年初版)読了。
一生懸命に破天荒で、少し哀しい17人の芸人たちの生き様を読みやすく綴っています。

私なりに強引に分類すると以下の感じです。

破滅系:月亭可朝、祝々亭舶伝

屈折した哀しさ系:川柳川柳、石倉三郎、マルセ太郎、快楽亭ブラック、ポール牧

与太郎系:柳家小三太、坂田利夫

「芸人としてしか生きられない」系:正司敏江、ショパン猪狩、月亭八方

「邪道でも自分の芸風」系:林家木久蔵、ヨネスケ、古今亭志ん駒、桂文福、桂小枝

もちろん5つの分類は大枠ですし、17人それぞれが自分の藝風を持って「どっぷり芸人」なのですが、私なりの感想です。

しかし関西の藝人には、どうして破滅系が多いんでしょうねぇ?
上記以外にも横山やすしとか、藤山寛美とか。
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by ShinchoNO1 | 2005-11-19 11:32 | 書評
2005年 11月 12日

サッカーのプレイスタイル

NumberPlus12月号「南米蹴球記」読んでいます。
久しぶりのNumberです。
面白いけど、貧乏人には少し高いんで。

南米のプレイスタイルだけでなく、名選手の出身階級から、社会性にも触れているのが更に楽しめる部分です。

しかしこの30年間の南米の最優秀選手、マラドーナに触れていないのはナゼなんでしょうねぇ?
文中でアイマールも「マラドーナはすべてのアルゼンチン人にとって特別な存在なんだ」
と語っているのに。
他で語られ過ぎてるからかな?

ちなみに私にとってこの30年間の欧州最優秀選手は、やっぱりR.バッジォです。
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by ShinchoNO1 | 2005-11-12 00:04 | 書評
2005年 11月 06日

再読の日々

相変わらず貧乏なので、書棚の古い本を読んでいます。

この数日は妹尾河童さん。
中学の国語の教科書で初めて読んで以来、愛読しています。
教科書の作品の出典「河童が覗いたヨーロッパ」は、進路を決めるきっかけになったくらいです。

しかし「まま子実の子河童ん家」(正確には奥さんの風間茂子さんの著書ですが)
を読んだ後に「少年H」を読むと、妹尾家二代の教育方針が見えて面白いです。
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by ShinchoNO1 | 2005-11-06 22:10 | 書評
2005年 10月 20日

外国の「名作」

「丸かじりドン・キホーテ」(中丸明著・新潮文庫平成十四年初版)読了。

これは要するに「ドン・キホーテ解説本」です。
ダイジェストとなる抄訳に、スペイン事情とセルバンテス評伝が加わって、興味がある人にはお買得な一冊です。
書店でダイジェストを立ち読みした時には、サンチョ・パンサの方言が気になり、即買いはしませんでしたが、読んでみればすんなり入れます。
この作者の著書には私の興味を惹くジャンルが並んでいるので、他の作品にもそのうち手を出しそうです。
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by ShinchoNO1 | 2005-10-20 21:36 | 書評
2005年 10月 19日

話題作

「変身」(東野圭吾著・講談社文庫1994年初版)読了。

映画が公開されることもあってか、書店で平積でした。
東野圭吾は前から読んでみたかったので、早速購入。

面白かったんですが、脳移植の話ではブラックジャック(22巻「20年目の暗示」?後日確認)の方がストーリーは全然面白いし、深い、という感想を持ちました。

これはこれで面白いんですけどね。
東野圭吾も、「読まなくちゃ」の作家になりました。
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by ShinchoNO1 | 2005-10-19 21:01 | 書評
2005年 10月 04日

週刊ベースボール

今号の「週刊ベースボール」、相当面白いです。

特集は当然ながら「阪神優勝」。私はこれにはあんまり興味がありません。
それより千葉功氏の記録のコラムに惹かれました。

規定投球回数に達していない阪神下柳の最多勝争いや、藤川の奪三振率に触れています。

各球団特集のテーマ、「現役引退」と併せて今号もオススメです。
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by ShinchoNO1 | 2005-10-04 20:00 | 書評