2005年 05月 02日
「剣闘士スパルタクス」(佐藤賢一・中央公論新社2004年初版)読了。 有名な「スパルタクスの乱」の主導者のお話です。 自由になった奴隷が、自分の生きる道を見失った上に、しかも烏合の衆の先頭に立たなくてはならないという悲哀を描いています。 しかも佐藤賢一らしくエロエロです。 「黒い悪魔」(文藝春秋2003年初版)よりは面白いです。 (こちらはA・デュマの父親の話) 双方とも伝記ものですが、佐藤賢一の伝記ものとしては「双頭の鷲」ほどの感動はちょっと…。 これはそれぞれの作品の主人公の生き方によるものなのか、筆者の著述の変化なのか、それとも単に私の好みの問題か、悩むところです。 しかし佐藤賢一も、未読作品はもう「オクシタニア」のみという状況です。 早く新しい作家を開拓しなくては。
by ShinchoNO1
| 2005-05-02 11:21
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